SSブログ

『五千人の給食』マルコ6:30~44 [礼拝メッセージ]

8月13日礼拝メッセージ(野口牧師先生)より
LINE_ALBUM_20231219_231219_17.jpg


 私達人間と羊には共通性がある。羊は近眼で崖や野獣の待つ場所に知らずに近づく。人間は人生の意味や死後の事など根本的な疑問を解決せずに日々の必要に追われて生きている。羊は無防備で野獣にすぐに襲われる弱さがある。人間も病気・苦難に見舞われた時、自分の力ではどうする事もできない。羊は他の羊の行動模倣をして安心を得る習性があるが、人間も同様だ。安全に正しく導き手当をしてくれる羊飼いが必要な様に、人間にも真の羊飼いであるイエス様が必要なのだ。
 五千人の給食は、実際は二万人に分け与えたと考えられる。五つのパンと二匹の魚を増やすのはイエス様、配るのは弟子達で、弟子達は人々に感謝され用いられる喜びを味わった。これは、“イエス様が召された後は弟子達が御言葉や恵みを人々に分け与えてなさい。”という意味がある。もう一つのパンの奇跡(デカポリスでの四千人の給食)では ユダヤ人にも異邦人にも同じように恵を与える事を示している。
 先日、牧者カンファレンスで奉仕をした中学性女子が、カンファレンスで多くの人に仕える喜びを証ししてくれた。また、中高生担当のスタッフ達も中高生に仕える恵や喜びを感じ異口同音に「奉仕をさせて頂いた」と感謝をする。この様に、私達もイエス様だけでなく人々にも仕えていきたい。
 教会の主要任務は宣教と弟子化(または、礼拝教育と伝道と表現する)があり、この主要任務の遂行の為に、社会的責任が必要となる。イエス様は福音宣教と同時に人々を癒した。当教会での社会的責任(教育・福祉的任務)は、地域への幼児教育、子ども食堂が当てはなる。イエス様の祝福を頂きながら活動するには優先順位は大切で、第一に主要任務、その次に社会的責任の実践である。7月に礼拝奉仕をして下さった土浦めぐみ教会の働きを見ると、デイサービス、障害児支援、学童支援などに教会員のうち30%以上が関わり、未信者もその活動に協力し教会に繋がっている。教会の社会的責任の働きが福音宣教の後押しになっているのだ。当教会も秋から1歳児保育を始め、子ども食堂、高齢者への働きを検討している。教会は受けるだけでなく、その恵みを分け与える場所である。その時、主に用いられる喜び、人々に喜ばれる恵みを体験する。その為に用いられる群れ・松原聖書教会となっていきたい。