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『チャンスを生かす』使徒 16:29~40 [礼拝メッセージ]

9月22日礼拝メッセージ(野口牧師先生)より
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 聖書の有名な言葉「主イエスを信じなさい。そうすればあなたもあなたの家族も救われます。」とは、主イエスの上にあなたの身を置きなさいという意味。信じて飛び込むことが信仰である。ここでの家族とは私たちが結婚した時にできる家族のことであり、救われるためには一人一人が信じることが必要である。だから私たちの責任は我が子の信仰継承と未信者の配偶者のために祈り導きを求めることである。
 パウロは牢屋が開いて警吏たちがパニックになったとき、時を逃がさず彼らに主イエスを信じなさいと語り、チャンスを生かしたのである。イエス様の例え話の中に高価な真珠を探している商人の話がある。当時真珠は最も高価な物であり、遂に真珠職人は究極の一品を見つけ出した。これこそ福音の真価を知った人の姿である。パウロ自身も主を信じた時にこれまでの価値観は引っくり返った。私自身も高校生の時に頂いたこの真珠が真理であるかという課題の確認をしてきたが、その結論はイエス様こそ救いに関する唯一の道、命であった。この価値がわかると人生に誇り、自信、知恵が与えられ、そればかりかこの真珠は天国への通行許可書でもある。私たちの教会では各年代の信仰教育の機会を提供しているので、上手に活用してイエス様を子どもたちに受け渡して欲しい。
 さてパウロは釈放される時長官たちに抗議した。彼らに、自分たちへの誤った取扱いを逆手に取ってピリピの教会の保護をとりつけた。パウロの機を逃さない賢さである。私は教会が優先すべき対象者は求めを持って教会に来る新来会者であるということを改めて示され、5回シリーズの寸言に裏付けの御言葉を入れて送ることにした。これもチャンスを逃さないことの実践である。
 パウロたちが釈放されてルデヤの家に現れた時、祈っていた人たちは自分たちの祈りをはるかに超えて働いて下さった主をほめたたえたことだろう。ところで来年の奉仕者研修会では執事・教師に証をしていただく。信徒の代表である彼らは多くの奉仕を担い、牧者も兼任している。しかもイエス様の恵みを知っている故に喜んで捧げている。キリストのからだなる教会に仕えることはイエス様に仕えること。いつか奉仕が出来なくなる時が必ず来る、後悔のないように今ベストを尽くしておきたい。奉仕者研修会での我が教会の証が用いられ、参加した諸教会の信徒にとってタイムリーな励まし、見本となって用いられるように願う。チャンスを生かして主のためにお仕えしていこう。