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『主の教えに驚嘆して』 使徒 13:4~12 [礼拝メッセージ]

2月17日、礼拝メッセージ(野口牧師先生)より
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 教会は、聖霊の促しにより、祈りと断食をしてバルナバとサウロの上に手をおいてから二人を伝道旅行に送り出した。二人は船でキプロスに渡り宣教を開始した。島全体を巡回してパポスまで行くと、にせ預言者の魔術師バルイエスに会った。この地方の総督セルギオ・パウロは神のことばを聞きたいと思っていたが、この魔術師は反対して、総督を信仰の道から遠ざけようとした。魔術師の背後には悪霊がいる。悪霊の目的は人々がイエス様の救いを受けるのを妨害することである。サウロは聖霊に満たされ、魔術師をにらみつけて「悪魔の子、おまえはしばらくの間、盲目になる」と言い、彼はその通りしばらく盲目になった。この出来事を見た総督は、主の教えに驚嘆して信仰に入った。奇跡を見たからではない。奇跡を見て信じるなら、皆信じるはずである。あくまでも奇跡はみことばの裏付けである。
 セルギオ・パウロは総督として、重大な判断を下さなければならず、半端ない責任とプレッシャーを感じていた。だから霊的な力を持つ魔術師をアドバイザーとして頼った。現代の私達も霊的な力に頼りたくなる時がある。不幸やトラブル・失敗が続くと不安になる。悪魔は巧妙な仮説の名手で、日に何十回とすり寄ってきて、もっともなマイナスなことを並べて「もう、おまえは終わりだ」と言う。しかし、私達が創造者なる全能の神が共にいて下さるから大丈夫と、しっかりと立つ時、結果はいつも「神が全ての事を働かせて益としてくださる」ローマ8:28の確認となり、実地体験となる。しかも、悪魔がおどせばおどすほど私達の心は主に結びつき「主よ、助けて下さい」と越せない山も克服できる。悪魔の仮説のからくりは人・物・金・状況と目に見えるものばかり数えあげて全能の神の力を無視している。世に勝つ者とはイエスを神の子と信じる者である。 総督も目に見えるものに振り回されていたが、イエス様を信じた時、「この方に信頼していけばいい」と平安になった。
 では、クリスチャンに次々と試練がおそう時、どう対応すればいいのか?それは因果応報ではなく、あなたが苦しむ人の真の理解者、悲しむ人の慰め手となり、この傷ついた世をイエス様の元に導くためである。クリスチャンにお守りは必要ない。365日「見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」とイエス様は約束して下さっているからだ。本当に感謝である。私達はみことばに驚嘆するだけでなく、全能の神の守りの中でみことばに聴き、信じ従って行き、主は今も生きておられることを体感し、人々に証していきたい。