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『自分と他の人を大切にできる人』 ガラテヤ5:14 [礼拝メッセージ]

10月28日礼拝メッセージ(野口牧師先生)より

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 私はJF幼児園、また卒園生の保護者にむけて「子育てセミナー」を行っている。また12月8日には7中校区で行う「子育てセミナー」の講師として呼ばれている。今日はその内容を聖書のメッセージと併せて紹介したい。
 子育てにおいて大切な3つのポイントがある。一つ目は、感情を聞き取ること。親子の信頼関係とは、子どもが親に充分に甘えられること。スキンシップと、話をきちんと聞いてもらえることである。この時親は、自分の都合や期待を一方的に押しつけるのではなく、子供が何を言いたいのか、本当の気持ち、感情を聞き取ろうとし、その気持ちを言葉にすること、「反射傾聴」が大事なのだ。これにより子どもは正直に自分の気持ちを表わせて、「お母さんは私の味方だ」と信頼することができるのだ。
 二つ目は、褒め方注意。いくら注意しても出したおもちゃを片付けられない5歳の子どもに母親のイライラは募る。そんな時はまず母親が8割片付け、残りの2を「片付けようね」と声をかけ一緒に片付ける。そしてすかさず「よくやったね!」と、子どもが嬉しそうな顔をするまで褒めるのだ。そうすると子供はお母さんに喜んでもらったと嬉しくなり、成功体験を得て片付けの習慣がつく。トイレトレーニングも同じで、子供は一度に覚えない。たとえ間に合わなくても「ちゃんと口に出して言えたね」「一人でズボン下せたね」と子どもの出来た事を褒めること。決して「あれも出来ない、これも出来ない」と減点法じゃなく、加点法で「よく出来たね、自分で出来たね」と、粘り強くタイミングを見て、プラスのエネルギーを注ぎ込むこと。何も叱りつける必要はない。
 三つめは筋を通す、ということ。これは聖書の「種まきと刈り取り」の原則で、約束を破ったから外出できない、期日までに提出物を出せなくても親は手伝わない、など、本人に行動のツケを払わせること。真の変化は、時間・お金・人間関係の損失を味わうという、「痛い経験」なくしてはありえない。そうして初めて考え、行動を変えることが出来る。親は本当に子どもを愛するなら、学びの邪魔をしてはいけないのだ。イエス様ならどうするかを考え、聖書の原則に従うことが、自分と他の人を大切にすることにつながるのである。