SSブログ

『宝や真珠をわがものに』 マタイ 13:44~46 [礼拝メッセージ]

3月9日、礼拝メッセージ(野口牧師先生)より
0309.jpg

 農夫は畑を耕していて偶然に宝を、商人は一生懸命捜してすばらしい真珠を見つけた。 偶然、努力して、いずれにしても最高のものを見つけた時、人は何を犠牲にしてもそれを自分のものにしたいという衝動にかられる。 天国はどんな犠牲を払ってでも手に入れるべき、すばらしい宝である。
 農夫は畑に宝があるとは夢にも思っていなかった。 歴史上の人物で思いがけなく宝を発見した人に徳川家康がいる。 彼は豊臣秀吉が天下統一した時に江戸に移動を命じられた。 当時の江戸は利根川・江戸川・荒川が氾濫して水浸しになる、ひどい地だった。 しかし、家康はこの地に二つの宝を発見した。 一つは治水工事を行った結果の素晴らしい穀倉地帯、もう一つは当時のエネルギー源である森林地帯である。 この二つが天下を治める基盤になった。 マイナスと思われるような、今、与えられている場所・境遇も、ものの見方・考え方を変えれば、思わぬ宝が隠されている可能性が高い。
 真珠は真珠貝の中に無理に異物を入れて、その異物を体液を出してくるませることによってできる。 いやなものをイエス様にあって受け止め、包んでいくとき、すばらしい宝になる可能性がある。
 松下幸之助があげる、自身が成功した三つの理由は①家が貧しくてお金がなかったから、一生懸命働こうと思い、わずかな給料でも喜んで働けた、②小学校4年までしか行けず学歴がなかったから、素直に他人に教えてもらうことができた、③生来病弱で健康でなかったから、他人の能力を信じて任せることができたである。 彼は全て逆発想で普通に考えればマイナスなことをプラスに転じていった。 人生には異物があるが、それは真珠を生み出す異物かもしれない。 その異物をそのままにせず、どうしたら逆にひっくり返すことができるかが大切なポイントになる。
 真珠商人は最上のものを追求していった。 私達も主にあって最上のものを追求していきたい。 聖書の教える本来の姿である家の教会が祝福されるために全力を尽くしていく。 主の喜ばれる努力をしていこう。