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ゴールデンルール  マタイ7:12 [礼拝メッセージ]

7月29日礼拝メッセージ(野口牧師先生)より

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 「何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい。これが律法であり預言者です。」ゴールデンルールとも呼ばれるこの箇所は、独立した文章ではなく、それまで述べられてきたことの結論になっている。また「律法であり預言者」というのは旧約聖書を表すが、マタイ22:37~40を見ると、イエス様が同じ言葉を使って、「心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。…あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。…律法全体と預言者とが、この二つの戒めにかかっているのです。」と言われている。これは、ゴールデンルールを言葉を変えて説明しているのであり、旧約聖書で最も大切だということである。

 しかし生まれながらの私たちには、このルールを守ることはできない。なぜなら私たちは罪人であり、自分さえ良ければいいという自己中心を、本質として持っているからだ。
 では、どうすれば良いのだろうか?あるご婦人の実例から紹介してみたい。この方は、ご主人のズボンの裾上げを頼まれていたが、忙しさなどを理由に延ばし延ばしになっていたそうだ。しかし、礼拝メッセージで、イエス様から湖に網をおろすように言われたぺテロが、漁師としては魚が捕れる時間ではないと思いながらも、「でもおことばどおり」と従ったことや、イエス様ご自身も、父なる神のみこころに従って十字架を受け入れたことから、夫に従うことを示され、夜なべをして裾上げをされたという。

 本来の私たちには、自分と同じように隣人を愛することはできない。しかしこのご婦人のように、キリストを信じるなら、聖霊によって、みことばに従う思いと実践する力が与えられるのだ。
  自分の力ではできない私たちで構わない。まず神を愛することから始めよう。そうすれば、神ご自身が、私たちのうちに働いてくださるのである。「それは人にはできないことです。しかし、神にはどんなことでもできます。(マタイ19:26)」