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赦しあいなさい  コロサイ3:13 [礼拝メッセージ]

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チャレンジャーキャンプの恵みは、かつてキャンパーであった子供たちが成長し、このキャンプを奉仕者としてリードしてくれたことである。忙しい中、毎年 奉仕してくれる人もいれば、社会人として立派に活躍している人たちが数多くいるなど、いろんな青年が育ってきている。

子供はそれぞれの年齢で特徴がある。低学年は先生を遊び相手と考え、また従順である。四年生位から指導者として見、批判的、反抗的、独立的になる。中学生からは人間的な対等な扱いを望むようになり、高校生になると独立心がさらに強まる。それぞれの年齢にあわせた扱いが大切だ。子供は依存(甘え)と自立(反抗)を行ったり来たりして成長していく。このような思春期の特殊性を理解し認めて、まず、まわりの大人たちが赦して受け入れていく。何故なら、私たちもそんな時を通ってきたからだ。十代は親よりも友達が重要になる。たとえ不安になっても大人になっていくのだから親には甘えられないと感じ、友達に支えを求める。友達に受け入れられたら、自分は重要な存在だと自己肯定感が満足するが、無視されると非常につらくなる。子供たちにとっては 友達の存在が非常に重要になる。

明橋大二氏というスクールカウンセラーであり、精神科医である方は難しい十代に対して、何ができるかというと「あきらめる」ということだと、語られる。これからは親がいなくてもなんとか育っていく。「なるようにしかならない」と肩の力を抜くこと。子供を変えようとするのは、「今のお前ではダメだ」と否定のメッセージを送っていることになる。「この子はこの子の人生」と子供の現実を受け入れると、逆に頑張っているところ、良いところが見えてくる。聖書的に言うと、子供は神様からの預かり物で神様の作品であって、それぞれの個性がある。その子の人生がある。それを親がこうなってほしいと言うことは子供を否定することになる。神様の預かり物であるから、私たちは神様にお返しする。これは十代の難しい子供を育てる魔法の言葉である。イエス様から託された子供たちを主にあって家庭と協力しながら教会も力をあげて 子供たちを育てていきたい。


(チャレンジャーキャンプ)
関西宣教区の中学生・高校生を対象にしたキャンプ。
毎年春休みに行われ、宣教区の多くの教会から、中高生が参加しています。