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『神に結びつく者の力』ピリピ4:10~20 [礼拝メッセージ]

4月26日礼拝メッセージ(中村副牧師先生)より

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第二次伝道旅行でパウロが苦しみの中で生み出したピリピの教会。パウロを支援し、その働きのために惜しみなくささげられたピリピ教会のささげ物はパウロにとって喜びだった。パウロが喜びとしたものは物質的なものだけではない。それはピリピ教会の収支を償わせて余りある霊的祝福だった。 パウロの心を支え、励ましと力を与えておられるのは主ご自身であり、それがピリピ教会のささげ物として表され主に在ってパウロを支え続けた。
 感謝、愛、喜びを捧げるという正しい動機に裏付けされたささげ物を主は喜んで下さり、それを通して私達に主に在る一体感と力を与えてくださる。役割、立場、状況は違ってもイエス様を信じる信仰と愛と祈りによって一つに結び合されているのだ。私達も宣教のために全世界へ出ておられる方々のために祈り支えることでこの恵みを受けている。
 このピリピ人への手紙はパウロが獄中で書いている。神は奇跡を起こしてパウロを救出するのではなく、囚われの身であることを用いて福音宣教の計画を進められた。
 私達は自分の思い通りに物事が進むように願い祈ることもあるが、それを実現する方法は全能なる神ご自身、主権は神にあることを知り覚えておこう。
 パウロは「私はどんな境遇にあっても満ち足りることを学びました」と言い、「あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています」と証ししている。 そして「私は、私を強くして下さる方によって、どんなことでもできるのです」と何故言う事が出来るのだろう。
主につながっているなら、たとえ目の前の状況が変わらなくても神の視点で物事を捉え、信頼してイキイキと生きることができる生き方こそ神が与えて下さる力、神の奇跡なのだ。
たとえ最悪の状況にいるとしても視点を変えて物事を見る時、脱出の道が開かれてゆく。
「とりなしの祈り」に於いても他の人のために祈りを捧げてゆく中で自分も神によって取り扱われ、状況は一緒でも捉え方を変えることで神に結びつく者の力を受けている。
 しっかりと神に結びつき、力をいただいて神の光を放ち続ける私達でありたい。