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『愛を伝える5つの方法』Ⅰコリント9:20 [礼拝メッセージ]

11月20日礼拝メッセージ(野口牧師先生)より

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助産師の永原郁子さんの講演で、寝る前に子供を抱きしめることの大切さを語られたので、幼児園の子育てセミナーで、実践の宿題を出したところ、あるお母さんがこんな報告をしてくださった。小学2年生の息子さんを、寝る前に「生まれてきてくれてありがとう。大好きだよ。」と言って抱きしめたところ、その子は嬉しくて大泣きしたという。それで毎晩、寝る前に学校での出来事を聞いて、「よく頑張ったんだね。大好きだよ。」と抱きしめるのが習慣になったそうだ。しっかり愛情をもらって、十分満たされた子どもは、愛情のタンクが満タンになると、自然に自立することができる。
人をほめる時には3つの方法がある。
「①能力や行動(doing)をほめる」
「②身体的特徴等の持っているもの(having)をほめる」
「③存在自身(being)を肯定する」で、その人を根底から支え、生き生きさせるのは③の存在自身を肯定することだ。ぜひ積極的に表現してあげてほしい。

また、愛情を伝えるには、その人に合った方法を使うということがポイントである。結婚カウンセラーのゲーリー・チャップマン氏の「愛を伝える5つの方法」という本には、私たちの母国語が違うように、人によって愛が伝わる言語パターンが違うので、相手の第1言語に合わせることが大切だと書かれている。そのパターンは大きく分けると、
①スキンシップ…相手の体に触れること。乳幼児期には特に必要。
②肯定的な言葉…感謝や励まし、ほめる言葉をかける。
③クオリティー・タイム(充実した時間)…相手にだけ集中する時間。何をするかより一緒に時間を過ごすこと。
④贈り物…プレゼントをすること。
⑤サービス行為…具体的なリクエストに応えること。
の5つだという。
相手の第1言語が何かを見極めて、それに合わせて伝えると、非常に伝わりやすく、これは大人も子どもも同じである。 例えば、子どもが「お母さんが一緒に出かけてくれるところが好き」あるいは「ちっとも一緒に遊んでくれない」と言う場合の第1言語は「クオリティー・タイム」だし、「私のことを『大好き』って言ってくれるところが好き」あるいは「頑張ったのに、ほめてくれない」と言う場合は、「肯定的な言葉」だと考えられるだろう。このように、子どもに「お母さんのどんなところが好き?」と聞いてみたり、子どもの不満に耳を傾けることがヒントになる。ぜひ「愛を伝える5つの方法」を活用してみてほしい。