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「変えることのできないこと、できること」Ⅱコリント12:7~ 10 [礼拝メッセージ]

11月17日礼拝メッセージ(野口牧師先生)より

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 ラインフォルト ニーバーの有名な詩がある。「神よ。私にお与え下さい。変えることのできないことを受け入れる平静な心を。変えることのできることは、変える勇気を。そしてそれらを見分ける知恵を。」 これをガイドラインに考えていきたい。
 
 パウロは優秀であり、家柄もよく素晴らしい信仰の賜物も与えられていた。そんな人が、激痛を伴う病があると自分の弱さをコリント教会の人々に告白したのだ。彼は、癒やしの賜物も与えられていたが、自分自身は祈っても治らなかった。が、彼は考え方を変えたのである。サタンは自分の人生にマイナスをもたらしたが、神様は、これをプラスに用いたいと願っておられるのだと。彼は神様に選ばれた人間であると高慢になりカリスマ的な教祖になりかねない。そうならないために弱さ、即ち病をお与えになったのだ。それを聞いた人々はパウロを助けてあげようと思った。パウロのもうひとつの素晴らしさは、多くの弟子や協力者を育てたことである。

  変えることのできないものの中に、過去の事実がある。ジョニー エレクソン タダという人がいる。彼女は17歳の時ダイビングで脊髄を分断し車椅子生活になってしまった。もとに戻りたいと奇跡を願ったが叶わなかった。彼女は悩んだ結果、信仰をもって受け入れた。また、60歳のときに乳ガンになってしまうが神様への信仰は決して失わなかった。まわりの人々は前向きに生きられる彼女に、関心を持ち神様は彼女を証し人として用いられている。彼女の過去は変えられないが、物の見方考え方、生き方は変えられる。変えられないものに力を費やすことは無駄であり、争いにもなる。変えられないものを受け入れていく必要がある。

  変えることができるものは、もう一つ対応の仕方だ。二つの重荷について以前お話した。一つは自分で背負うべきリュックのような重荷と、重い石のような一人では負えない重荷である。自立している人は助けを求めることができ、また、手助けが逆に大きなお世話になることもある。その人が蒔いた種をその人に責任を取らせることも、その人を成長させることになるのだ。子育てで、子供に問題がある場合、子供の気持ちをよく聴く、反射傾聴がある。そして、親がしんどい思いをしている時「私メッセージ」で気持ちを伝える。もう一つは、第三法である。これは、人間関係全般に使えることだ。接し方、やり方を変えると変わっていく。是非、イエス様から知恵をいただき実践していくため祈り求めていただきたい。